学校殺戮ゲーム
すると、突然。
ピンポンパンポーン
放送の始まりの音が鳴り響いた。
『ジジッ……えー3年4組の皆さん聞こえますか?』
突然の放送に皆困惑している。
「どういうことだよ!他のクラスの奴らも来てねぇみたいだし。それにクラス分けってなんなんだよ!!このケース殴っても蹴っても壊れねぇんだよ!」
池元亜雄がスピーカーに向かって怒鳴った。
『まあまあ、落ち着きなさい。池元亜雄君。私はそれを説明しに来たところだよ』
教室にざわめきが広がった。
『君たちには今からクラス分けというゲームをやってもらう。ルールは簡単。この学校には全部で28の教室がある。1つの教室に1人が入ってくれ。準備室とトイレはなしだ。あ、あと、図書室の書庫もダメだぞ。そして、これが1番重要だ。よく聞けよ。どの教室にも入れなかった人には死んでもらう。』
死ぬ。という単語が出てきた瞬間クラスの空気が張り詰めた。
「はぁ?!死ぬ?!どういうことよ!」
気が荒い井上れい菜(いのうえ れいな)が言った。