桜の下で
「すっかり澄空と仲良くなったみたいだな。」

「うん!何か可愛くって!」

直也は自然と笑って「よかった。」と言ってくれた。

お昼ご飯も食べ終わりいよいよ海!

とりあえず海水浴場まで行って更衣室へ。

「海楽しみだねー!私初めてなんだー!」

「そうなの?環は行ったことありそうだったけど。」

「ないない!家族で行きたかったけど基本プールだったからねー。」

「そっかー私も初めてだから心配だなー。」

「大丈夫!何かあったら赤城君が助けてくれるよ!」

「泳げるから大丈夫だと思うけど…」

「おし!着替え完了!早く行こっか!」

新品の水着…やっぱりちょっと恥ずかしいかも…

「赤城君!一樹〜!来たよー!」

2人は浮き輪を膨らませながら待ってた。

「おお!来たかー!ってちょっと待て!」

「ん?」

「環!お前水着…」

「前もみたでしょー?」

「直也…水着の攻撃力半端ない。」

「なんで俺に言うの。」

仲いいなー2人とも付き合えるんじゃ…

「環と一樹君仲いいね。あはは!」

「菜穂。やっぱり露出度高い。」

「え。やっぱり?」

「このパーカー着とけ。濡れても良いから。」

「え?あ、ありがとう…」

そう言って直也が着てた紺色のパーカーを渡される。

身長差が大きいからか凄いゆるい…

「袖長いな。捲ってやろうか?」

「い、いい!早く海入ろう!」

照れ隠しに海の方に駆け出した。

「菜穂ー!まってよー!」

「俺も行く!2人はえーなー!」

「あ、浮き輪忘れてる…皆持ってってよ。」

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