桜の下で

皆で海にダイブ！

｢つ、冷たいー！｣

｢本当だ…！ちょっと冷たい！｣

｢冷たくて気持ちいいな！２人とも入れよ！｣

｢つ、冷たくて…まだ慣れない！｣

すると突然水が飛んできた。

｢うわっ？！｣

｢入らないなら水かける。｣

直也が水を飛ばしてきたらしい。

｢ちょっとー？！冷たいよ！…お返し！｣

｢うわっ！｣

私は直也に水をかけてやった。

それから２人も乱入。

｢今思ったけど膝位の深さの所にいるなら浮き輪作った意味ないじゃん！｣

｢忘れてた！少し深いところいこうよ！｣

｢菜穂！ナイスアイディア！｣

そしてちょっと深めの所に行き今ぷかぷか浮いている状態。

｢気持ちいいねぇー。涼しいしぷかぷか浮いてられるし！｣

｢そろそろ遠くなるから戻らないと。溺れないようにしたいし。｣

そして戻ろうとする。

けど途中の所で最悪の事態が。

｢うわっ…ぷ？！｣

海藻みたいな物に足を引っ掛けてしまったらしく動けない。

しかもひっぱられる！

波の流れでひっぱられてるんだ！やばい！

でも皆ちょっと遠くにいるし…どうしよう…結構やばい！

｢た、助けて！｣

そう言うと直也は気づいたらしくこっちに向かってきてる。ちょっと安心した。

…のもつかの間。

波に引かれ真下にひっぱられていく。

その時にびっくりして息を吐いてしまった。

そのまま体は沈む一方。

やばい！どうしよう！でも息が出来ないからどうしようもない。

そのまま息が出来ず私は意識を手放した。