桜の下で
そして連れていかれたのは歩いて10分位の丘。
そこで直也に目隠しされた。
「え?ちょっとなに?!」
「いいからついてきて。澄空。先行って準備。」
意味もわからずついていく。
3分位歩いて止まる。
「着いた。目開けて。」
「う、うん。」
そして目を開ける。
「うわぁ…_」
目の前には小さなステージが立っておりその横を見ると海が見渡せる。
ステージの屋根の下にはガラスで出来たような透明なグランドピアノが置いてあった。
「ここは俺のしってる最高のステージ。そこのピアノ綺麗だろ?」
「凄い…」
私はその言葉しか出なかった。
「直也〜。椅子とか用意しといたよ〜」
澄空君はステージの上で何かをしている。
「菜穂。おいで。これからコンサートを始めよう。」
「え?」
「観客は1人だけどここのステージで弾くよ。」
「ど…どういう事…?」
まだ状況が分からない私に直也はヴァイオリンをケースから出して私に渡す。
「この前。ラフマニノフ覚えただろ。そのご褒美。ここで弾くよ。」
「え?!む…無理だよ!」
「大丈夫。観客は澄空だけ。失敗したっていいんだ。」
そう言って直也はグランドピアノの前に座る。
「いつも通りでいい。そのために旅行前練習させたんだし。」
そのためだったんだ…旅行までに覚えようって言ってたのは…
澄空君も優しく声をかけてくれる。
「菜穂さん。大丈夫です!僕に直也のピアノの音と菜穂さんのヴァイオリンの音を聴かせてください!」
そう言ってくれたからか凄く落ち着いた。
緊張はしたけど…
「菜穂。始めるよ。」
「…うん!」
そこで直也に目隠しされた。
「え?ちょっとなに?!」
「いいからついてきて。澄空。先行って準備。」
意味もわからずついていく。
3分位歩いて止まる。
「着いた。目開けて。」
「う、うん。」
そして目を開ける。
「うわぁ…_」
目の前には小さなステージが立っておりその横を見ると海が見渡せる。
ステージの屋根の下にはガラスで出来たような透明なグランドピアノが置いてあった。
「ここは俺のしってる最高のステージ。そこのピアノ綺麗だろ?」
「凄い…」
私はその言葉しか出なかった。
「直也〜。椅子とか用意しといたよ〜」
澄空君はステージの上で何かをしている。
「菜穂。おいで。これからコンサートを始めよう。」
「え?」
「観客は1人だけどここのステージで弾くよ。」
「ど…どういう事…?」
まだ状況が分からない私に直也はヴァイオリンをケースから出して私に渡す。
「この前。ラフマニノフ覚えただろ。そのご褒美。ここで弾くよ。」
「え?!む…無理だよ!」
「大丈夫。観客は澄空だけ。失敗したっていいんだ。」
そう言って直也はグランドピアノの前に座る。
「いつも通りでいい。そのために旅行前練習させたんだし。」
そのためだったんだ…旅行までに覚えようって言ってたのは…
澄空君も優しく声をかけてくれる。
「菜穂さん。大丈夫です!僕に直也のピアノの音と菜穂さんのヴァイオリンの音を聴かせてください!」
そう言ってくれたからか凄く落ち着いた。
緊張はしたけど…
「菜穂。始めるよ。」
「…うん!」