桜の下で
「じゃあ菜穂。回ろうか。環達も。」

「おお!美味しいもの食べようー!一樹も早くー!置いていくよー!」

「行こう行こう!」

一樹死にかけてるんだけど…

「一樹大丈夫?」

「だめ。無自覚であれはきつい…」

あ、同じことおもってたのね。

最初に行ったのはとりあえず食べ物屋。

「菜穂何食べたい?」

「え?えっと…」

すると菜穂は綿菓子を見て目をキラキラさせていた。

「綿あめ食べたいの?」

「え?!な、なんでわかったの?」

「目がキラキラしてた。」

逆に綿菓子見つめてるのに気付かないやついる?

「菜穂何色がいい?俺は緑にするけど。」

「うーん…色は何色でもいいかも?」

「じゃあ浴衣と一緒で紫にしよっか。すいません。紫と緑の綿あめ下さい。」

「え、あ、ありがとう…」

そう言って菜穂は嬉しそうにしてる。

「はい!紫と緑の綿あめね!彼女さんと仲良くまわるんだよ!」

綿あめを売ってる店員さんに言われて菜穂は顔真っ赤になってた。

…多分俺も。

「そ、そんなんじゃないですよぉー!」

そう否定してる菜穂かわいいんだけど。

そして環達と合流。
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