桜の下で
演奏が終わった。
拍手喝采が起きているけど何も聞こえないぐらいさっきのピアノの…ヴァイオリンの音が耳に残っている。
「菜穂…いい演奏だった。」
直也は笑顔で言ってくれた。
「観客に一礼してステージから下りるよ。」
その通りに私は一礼をしてステージ袖へ向かった。
「菜穂。お疲れ様。」
「お疲れ様…」
菜穂は涙目でこっちを見ている。
「もう泣かないでよ。いつもの笑顔が見たい。」
「だってあんな事があるなんて思わないもん!凄く緊張した…」
「ごめん…どうしてもステージ上で伝えたかった。」
直也はしょんぼりした様な顔で言った。
「…ありがとう。」
「え?」
「凄く嬉しかったよ…!私も…直也の事好きだから!」
菜穂は本当に可愛いけど…
「上目遣いは反則。ほら。楽屋行くよ。」
「え?なんで私まで…」
「いいから来て!早くしないと厄介だよ?」
「え…うん…」
直也に促されて楽屋に向かう。
しかし途中で記者の人達が私達を囲む。
「遅かったか…」
直也はボソッと言った。
「その女性はどんな方なのですか?!」
「二人のご関係はどうなんですか?!」
「どこで知り合ったのですか?!」
「赤城さんはこの女性とお付き合いしているのですか?!」
凄い記者の数…こうなることはわかってたけども…
仕方ない…答えて逃げよう。
「この女性は僕の幼なじみで天才ヴァイオリニストの天宮菜穂ですよ。今告白したんです…」
すると会場はヒートアップしていき
「この女性の好きな所は?!」
とかいう質問が沢山飛んできた…
どうしよう…ちょっと怖いし恥ずかしい…
そうゆう思いで直也の顔をのぞくと直也が
「ちょっと我慢してね?」と言った。
「この女性は僕の大切で大好きな人です。」
直也はそう答えた…瞬間。
チュッ…_
時が止まった。
拍手喝采が起きているけど何も聞こえないぐらいさっきのピアノの…ヴァイオリンの音が耳に残っている。
「菜穂…いい演奏だった。」
直也は笑顔で言ってくれた。
「観客に一礼してステージから下りるよ。」
その通りに私は一礼をしてステージ袖へ向かった。
「菜穂。お疲れ様。」
「お疲れ様…」
菜穂は涙目でこっちを見ている。
「もう泣かないでよ。いつもの笑顔が見たい。」
「だってあんな事があるなんて思わないもん!凄く緊張した…」
「ごめん…どうしてもステージ上で伝えたかった。」
直也はしょんぼりした様な顔で言った。
「…ありがとう。」
「え?」
「凄く嬉しかったよ…!私も…直也の事好きだから!」
菜穂は本当に可愛いけど…
「上目遣いは反則。ほら。楽屋行くよ。」
「え?なんで私まで…」
「いいから来て!早くしないと厄介だよ?」
「え…うん…」
直也に促されて楽屋に向かう。
しかし途中で記者の人達が私達を囲む。
「遅かったか…」
直也はボソッと言った。
「その女性はどんな方なのですか?!」
「二人のご関係はどうなんですか?!」
「どこで知り合ったのですか?!」
「赤城さんはこの女性とお付き合いしているのですか?!」
凄い記者の数…こうなることはわかってたけども…
仕方ない…答えて逃げよう。
「この女性は僕の幼なじみで天才ヴァイオリニストの天宮菜穂ですよ。今告白したんです…」
すると会場はヒートアップしていき
「この女性の好きな所は?!」
とかいう質問が沢山飛んできた…
どうしよう…ちょっと怖いし恥ずかしい…
そうゆう思いで直也の顔をのぞくと直也が
「ちょっと我慢してね?」と言った。
「この女性は僕の大切で大好きな人です。」
直也はそう答えた…瞬間。
チュッ…_
時が止まった。