桜の下で
「ケーキ美味しかった!また一緒にいこうね!」

「私はアイスクリーム屋とかも行きたいかも?」

「またいつかな。」

午前中にゲームで言うとHP半分くらい削られた
気がするよ。

「これから俺の家こない?ピアノいじるんだけど。」

「私も弾いてみたい!全然弾けないけど!」

「私は楽器の経験ないからなぁ…」

「大丈夫。少しなら教える。」

そしてバスにのって帰宅。

ピアノの弦はこの前直したから音も出る。

父さんは…居ないよな。

来てたら流石に追い返す。

「2人とも座っていいよ。コーヒー飲める?」

「大丈夫だよーカフェラテなら」

「わかった。」

コーヒーを三人分入れているとチャイムがなった。

誰だよ…父さんじゃないよな。

「はいはい?」

「直也〜暇つぶしにきた。」

一樹だった。なんてタイミングで来るんだよ。

「今来客居るんだけど。」

「友達?」

「うん。」

「じゃあ挨拶しにいくわ。」

「おい…」

「お邪魔しま〜す」

ほんっと勝手なやつ…

「ごめん。余計な奴来たから紹介する。」

「余計はないだろ。和海一樹。高1だ。よろしく」

「俺達と同じ学校だから。」

「え?会ったことあった?」

「クラス違う。」

こいついちいち説明しなきゃいけないのか。
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