桜の下で
〜菜穂side〜

朝から心臓止まるかと思った。

ここ直也君の家なんだよね…

直也君は普通に料理してるし…

意識してるの私だけ?

「菜穂〜こっちきて〜」

「ふぁい!」

なんか変な声でた…

起きてからもそうだったな…

そして私はリビング?に向かうと豪華な朝ご飯が出来ていた。

フレンチトーストにほうれん草のバター炒め。

凄く美味しそう。

「美味しそう…!」

「菜穂。食べていいよ。」

「本当に?!ありがとう!」

「どういたしまして。」

直也君は昨日と同じ優しい顔で笑った。

やっぱり直也君の料理は美味しくて…!

フレンチトーストってあんなにふわふわになるものなのね…

私が作るとなんかパサパサになるんだよな…

ほうれん草のバター炒めもバターの香りがして凄く美味しい。ベーコンが少し入っているのがまた嬉しくて…

「よく食べるね。」

「だ、だって直也君の料理おいしいんだもん…」

「…よかったよ。」
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