桜の下で
「直也君。昨日はありがとう。」

「あのさ。直也君じゃなくて直也って呼んでいいよ。」

「ええ?!え…っと直也?」

「うん。どうしたの?」

「本当に昨日は助かったよ。ありがとう。」

「菜穂が怪我しなくてよかった。」

凄く心配してくれてたんだな…

「送っていくよ。おばさんには伝えておいたから。」

凄く…嬉しくて…仕方が無かった。

「ありがとう。な、直也。」

「うん。」

帰り道は直也に送ってもらった。

帰ったらお母さんに色々聞かれたけどね…

でも…直也君ずっと見ててくれたな。

今度お礼しなくちゃ。
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