桜の下で
何秒まっても痛みは来ない。

早く殺してよ…もうこんな世界にいたくない。

私はいなくていいんでしょ?

だったら…消してよ。


「__…穂」

何か聞こえる。真帆の仲間かな。もう痛いのやだよ。

「_…な…してん_」

もう言葉も全然聞こえない。

目は少し見える。真帆の仲間ともう一人。

「_…おま…ら…菜穂_つけて…たのし_か」

ヤバイもう頭回らない。死ぬのかな。

せめて…記憶全部思い出したかった。

私は意識を手放した。
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