この夏が終わっても
【自宅/将馬の部屋】
『わかりました!(>人<;)ゞ
よろしくお願いします!!』
里奈から届いた初LINE。
俺が送った明日のデートの件に対する返事。
明らかに、いきなりのデートの誘いに焦って打ったような文面だった。
敬語になってるし、顔文字からも彼女が動揺しながらスマホを握り締めてる姿が目に浮かぶ。
そんな可愛い里奈を想像して笑みがこぼれたが、俺はすぐにハァ…ッと溜め息を吐いた。
「……なんで、あんな言い方しちゃったかな〜。」
ベッドの上で後ろ向きに倒れて仰向けになると、天井を見つめたままファミレスでの彼女とのやり取りを思い出して少し後悔する。
「夏休みの間だけでいいから、俺と付き合ってくれ!」あんな言い方したら、夏休み限定の恋人みたいじゃん。
…でも、仕方ないじゃないか。
久々に会った高校生になった里奈を前にしたら緊張して、とても素直な気持ちを言えなかった。
『わかりました!(>人<;)ゞ
よろしくお願いします!!』
里奈から届いた初LINE。
俺が送った明日のデートの件に対する返事。
明らかに、いきなりのデートの誘いに焦って打ったような文面だった。
敬語になってるし、顔文字からも彼女が動揺しながらスマホを握り締めてる姿が目に浮かぶ。
そんな可愛い里奈を想像して笑みがこぼれたが、俺はすぐにハァ…ッと溜め息を吐いた。
「……なんで、あんな言い方しちゃったかな〜。」
ベッドの上で後ろ向きに倒れて仰向けになると、天井を見つめたままファミレスでの彼女とのやり取りを思い出して少し後悔する。
「夏休みの間だけでいいから、俺と付き合ってくれ!」あんな言い方したら、夏休み限定の恋人みたいじゃん。
…でも、仕方ないじゃないか。
久々に会った高校生になった里奈を前にしたら緊張して、とても素直な気持ちを言えなかった。