この夏が終わっても
【海】
結局そのまま…。電車の中では将ちゃんと一言も話せなくて、私は女性陣のみなさんと一緒にトランプや占いをして過ごした。
そして、最初の目的地に着いて私は呆然。
「……海。」
私が将ちゃんから聞いていた予定と違う。
自然が溢れた広い公園みたいな場所で遊んで、夜は民宿でバーベキューだって聞いてた。
だから、お洒落よりも動きやすい服装にしろって…言われたのに。
「じゃあ、水着に着替えたらまたここに集合な〜?」
「OK!よし、じゃあ私達も更衣室行こう。
……。里奈ちゃん?どうしたの?」
手荷物を抱きかかえて戸惑う私に、智樹さんの彼女の未来(みく)さんが声を掛けてくれる。
「!……あ、えっ…と……。」
水着なんて、持ってきてない。
将ちゃんに海は絶対にない、って言われてたから…。
あ、でも…もしかして……。
私のLINEの、読み間違えか…。将ちゃんもうっかりしてたのかも、知れないし…。
結局そのまま…。電車の中では将ちゃんと一言も話せなくて、私は女性陣のみなさんと一緒にトランプや占いをして過ごした。
そして、最初の目的地に着いて私は呆然。
「……海。」
私が将ちゃんから聞いていた予定と違う。
自然が溢れた広い公園みたいな場所で遊んで、夜は民宿でバーベキューだって聞いてた。
だから、お洒落よりも動きやすい服装にしろって…言われたのに。
「じゃあ、水着に着替えたらまたここに集合な〜?」
「OK!よし、じゃあ私達も更衣室行こう。
……。里奈ちゃん?どうしたの?」
手荷物を抱きかかえて戸惑う私に、智樹さんの彼女の未来(みく)さんが声を掛けてくれる。
「!……あ、えっ…と……。」
水着なんて、持ってきてない。
将ちゃんに海は絶対にない、って言われてたから…。
あ、でも…もしかして……。
私のLINEの、読み間違えか…。将ちゃんもうっかりしてたのかも、知れないし…。