空飛ぶ計画
その日の夜は寝た。次の日の夜は、やっぱり寝た。
三日目の夜からはまた詩を作る事にした。私は夜に頭が働くタイプだが、緊張してノートに詩を連ねるペンは中々思うように進まなかった。
そしてやっとひとつの詩が完成したのは、あの夜から一週間たった日の夜だった。チラリと時計を見ると針は3時を示してて、ちょうど一週間前に詩を朗読した時間に近かった。
私は祈る様な気持ちで窓を開けて、ベランダに出る。ふわりと吹いた夜風が気持ち良い。
私は意を決して口を開いた。