瞳、絡む瞬間。




1人で中学生の頃を思い出しながら帰っていると、あっという間に家に着いた。





家に帰るなり、部屋にこもっていつもの様にメールを開く。






ーーーー新着メール1件ーーーー






受信メールを開いて1番上を見る。






「…なんで?」






どうして龍なの?






ドキドキと不安が混ざっては収まって。





ーーミナちゃん♡今日はありがとな!!





次は絶対キスさせてな~♡♡ーー






…この場合どうしたらいいの?






血の気が引いていく感覚に襲われる。






もういいや。どうでもいい。






綺麗さっぱり忘れよう。






これを機にメールとかは拒否しよう。







でも、ミナちゃん?に送れて無いのは可哀想だから教えてあげるだけは教えてあげよう。





ーー龍。ごめんけど私、杏奈です。ーー





送信っと。






後は通知を拒否にして…よし!





はぁぁぁ。






それにしても、ミナちゃんとかいう人とそんな関係だったとはなぁ。






会話からすると恋人かな。






…あっ。また考えてる。






やっぱり忘れるなんて出来ないよ。






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