瞳、絡む瞬間。
ーピロピロピロンーー




コールが鳴り響く。






迷わず電話をとってしまった私は、まだまだ忘れられていないという事だろう。





「もしも「どっちなんだよ!」




そんな事言ったってさ、私にだって分かんない。





だけど…。






「変なこと言ってごめんね?




仮だけどね、付き合ってるよ。





私は、これから真剣に付き合っていこうと思う。」





これは全て本当のこと。






龍を早く忘れて、吾郎と付き合いたいと思う。





本気の恋をしたいと思う。






それなのになぜ。






君は"それ"を拒むの?
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