瞳、絡む瞬間。



この気持ちは誰にも知られてはいけない。




だから隠してる。





親友の泉にでさえも。





恥ずかしいとかそんなんじゃない。





好きなものは自分の内に閉まっておくものでしょう?





好きな事、好きなキャラ、好きなアイドル。





…好きな人。






だから誰にも教えない。






だからね?






きっと、私から告白なんてすることは無いの。





そう思っていたのに、あの日は告白しようとしていた。





気がおかしくなっていた証拠。






もう終わったこと…と今度は口に出して呟く。





「また、独り言?




最近多いよ?






精神科行く?」






ケタケタ笑いながら言う泉に






「大丈夫です。





行きません。」






と冷たく言い放つ。






そう。






この通り、私は超が付くほどのツンデレなんです。





あっ。嘘です。






超が付くほどの"ツン"です。






デレなんてないんです。
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