瞳、絡む瞬間。




そんな時、ピロンという機械音が聞こえた。





見てみると吾郎からで「杏奈ー。今暇ー?」





ただそれだけなのに胸がぽかぽかした。




そんな時でも心は、龍だったら…だなんて考えてしまう。





龍を思った間、色んなことがあった。





クールで。だけど俺様じゃなくて。





一つ一つの言葉に優しさがあって。





そして…いつもこちらを見ていた。





その視線に勘違い仕掛けた時…。





私の親友が好きだと知った。





だから、もう。




君の事は好きじゃない。





だって私の好きだった君は、一途に誰かを想う君だから。





真面目なのに少しラフで。





そんな君が好きだった。





大好きだった。





愛してた。
< 40 / 100 >

この作品をシェア

pagetop