瞳、絡む瞬間。



もう、頭がこんがらがっていた。






これから私達はどうするの?






涙色の空を見上げた。







いつか、あの空に帰ってしまうキミに。






私よりも早く、あの空へ帰ってしまうキミに。






なにをすればいいのだろうか。






出来ることなんて…なにもなくて。






それなのに君は、微笑みながらこう言った。






「俺はただ、杏奈と死ぬまで過ごしたい。




ただそれだけだから。」
< 49 / 100 >

この作品をシェア

pagetop