瞳、絡む瞬間。




だから、これなら迷惑を掛けないと思って、好きな人を聞いてみたの。





いないって言ってくれたら良かったのに。




画面に映るその文字に怯えて。怖くて。





"好きな人おるん?"





"おらん。"






"嘘よ(笑)。絶対おるもん"







"じゃあ、泉の好きな人教えてや。"






"ほんなら教えてくれるん?"






"教えてくれたらね"
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