バレンタインと俺の心情


「サンキューな。さすが橙有だけあるわ〜〜」


「はぁ? 今更気付くとか遅すぎだろ」


もっと早く気付けアホ秀馬。


「ごめんごめんご」

「はいはい」


いつもの秀馬に戻りつつあることに安心しながら、取り出して机の上に置いていたお菓子を鞄に入れる。


誰から貰ったかは分かんねーけど、分かったらちゃんと返そう。


そう心に決めた俺であった。


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