初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
寂しい日々
それからしばらく純と会うこともなく、大学とバイトが中心の日常が続いていた。


「おはよー」


「あっ!!友梨~。今日は寝不足なんだ……」


「何をしてたの?寝なきゃダメじゃん」


「遅くまで、動画見てたんだよね。ふわぁ……」


講義で一緒になる顔見知り程度の友達と、こんな雑談で始まる日常。


友梨の通う大学は女子大であり、男っ気は全くない。


そのため、友達から誘われたテニスのインカレサークルに入ったのだ。


インカレサークルなら、他の大学の男子との交流もある。



そこで純と再会することを密かに期待していたが、大学生になっているどころか、ホストになっていた。


そうなれば週に3度の練習も、自然とサークルから足が遠退くのも無理はなく、暇な時に顔を出す程度になっていた。




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