初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
そんな凄腕の愛花が、友梨に微笑んで言った。


「本当は指名料がかかるんだけど、特別にタダで友梨ちゃんの席につけてあげる。
誰か気に入った人は見つかった?」


「あの……純くんはいますか?」


「あぁ。純ね?もうすぐ来るはずだけど……
ホームページの写真でも見て、純を気に入ったから来てくれたの?」


「いえ。私、純くんの幼馴染みなんです」


それを聞くと、それまで余裕な笑顔で話していた愛花が一瞬驚いた表情に変わった。



「そうなのーっ?へぇ。純にこんな可愛い幼馴染みがいたとはねぇ……」


「純くんに幼馴染みがいたら変ですか?」


「ううん。そういうわけじゃないよ?」


何か意味深な表情をした愛花の顔を、友梨は見逃さなかった。



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