初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
それからしばらくして、少しずつ酔いが回ってきた響音が、賑やかな居酒屋で仕事の愚痴を言い始めた。
ホストはお客さんの愚痴を聞いてあげるのも仕事の1つ。
「もうキャバクラなんかで働くの辛いんだよね……。
嫌いな男の機嫌を取るような事をしてると、自分はいったい何をしてるんだろう?って思うんだよね…………」
「嫌やったら辞めたらいいやん?」
「そう簡単に言わないでよっ?生活もあるし。
純はいつも笑ってるけど、辛いことないの?」
響音は何人ものホストを見てきた。
それでも純と一緒にいていつも思うこと。
それは、笑顔の仮面を被ったようなパーフェクトな人間であること。
笑って茶化して冗談を言って、絶対に感情を表に出さない純は、本当に何を考えているのかわからなかった。
ホストはお客さんの愚痴を聞いてあげるのも仕事の1つ。
「もうキャバクラなんかで働くの辛いんだよね……。
嫌いな男の機嫌を取るような事をしてると、自分はいったい何をしてるんだろう?って思うんだよね…………」
「嫌やったら辞めたらいいやん?」
「そう簡単に言わないでよっ?生活もあるし。
純はいつも笑ってるけど、辛いことないの?」
響音は何人ものホストを見てきた。
それでも純と一緒にいていつも思うこと。
それは、笑顔の仮面を被ったようなパーフェクトな人間であること。
笑って茶化して冗談を言って、絶対に感情を表に出さない純は、本当に何を考えているのかわからなかった。