初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
空が少し明るくなり始めた朝方。


純は飲みすぎてフラフラしている響音に肩を貸して、繁華街を歩いていた。


辺りには酔い潰れてる人や、仕事に出掛けるサラリーマンなど、早朝でも結構人がいる。


そんな中で、酔っている響音が叫んだ。


「私は純をこれからもNo.1にするために、もっと働くぞーっ!!!」


「恥ずかしいからからやめてーや。」


酔ってる女は面倒なもの。


「私がいるから、No.1でいられるんでしょ~?今からうちの家に来て、私を抱いてよ~っ!!」


「俺はそういうのしてへんから。ちょっと静かに歩こうな?」


酔っぱらった真っ赤な顔で絡んでくる響音は、純の胸ぐらを掴んでニヤニヤと笑った。


「前から思ってたんだけどさぁ?アンタってホモ?」


「そやそや。イケメン大好き~っ!!
って何でやねんっ!!」


恋人になりたい。


体の関係を持ちたい。


そんなお客さんを、これまでずっと色々な手を使って交わしてきた純。



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