初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
友梨はそれを聞いて、一瞬躊躇した。


1万円かぁ……


どうしよう……


独り暮らしの女子大生からすれば、1万円でも大金である。


しかし、どうしても用意できない金額ではなく、バイトのローテーションの日を数日増やせばできる金額。


しばらく考えた友梨は、優輝に返信した。


【じゃあバイトのお給料が入ったら、お店に行きたいですっ】


【無理しなくていいよ(笑)
お金が貯まった時に来てくれたら。
プレゼントは俺のロッカーに入れて待ってるから】


萌々果が言っていたような、お店に来てほしい。という強制的な言い方ではなく、お金が貯まった時、という言い方をありがたく受けった友梨。


その時、ふと優輝と会ったときの話を思い出した。


ゆりの花言葉は純粋だったよね…………


白い薔薇は何か意味があるのかな…………



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