初恋の幼馴染み~彼がホストになっていたら~
友梨の心から笑っている笑顔も、冗談ぽく拗ねる表情も、きっと異性では純しか知らないだろう。


友梨の特別な存在でありたい純は、みんなが下着を見たことに嫉妬していたのだ。



「みんな見たんだろ?友梨の……あの……えっと………スカートの………」


純の言いたいことがわかると、友梨は真っ赤に頬を染めて俯いた。


「純くん……見たいの…………?」


「うん…………」


真っ赤になって俯いている純が可愛くて、思わず抱き締めたくなる友梨。


私を守るために、喧嘩してくれた純くんなら…………


別に見られたって平気だけど…………


そんな気持ちもあったが、「じゃあどうぞ?」なんて恥ずかしくて言えるはずもない。


しかし完全否定できないのは、純の事が好きだから。


嫌に決まってるでしょっ!!


なんて言えば、純が嫌いみたいに聞こえてしまう。


友梨は色々と考えて、純を傷付けない言葉を選んで言った。


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