きっかけは
それでもやっぱり、同じ会社なんだから用事があったり他の営業のやつと仕事することもあるから
営業部に行くことはあるわけで
その時に見たことがある、課長の顔だった
「お前と仕事したやつが口揃えて言うんだよ
イケメンなのに、良いやつだって
仕事もしやすいし、出来る男だってさ」
「そんな事ないよ、出来る男って言うのはお前みたいな男だよ
現に課長だろ?」
「それだよ、謙遜とは違うんだよ」
「なんの事だよ」
「今の言い方だよ、一緒に仕事したやつがお前と仕事すると心地良いんだと」
「心地良い?」
「そう、お前人を誉めるの上手いんだよ」
「そうか?」
「無意識だろ?だから余計に心地良いんだろうな
お前の言葉に嘘が無い気がするから、誉められたら嬉しくなるんだよ
やっぱり、人間は誉められたら嬉しいからな
そうすると、もっと頑張ろうって気になるだろ?
上司の素質あるよ」
「俺はお前とは違うよ」
「それ、」
「え?」
「歴代の彼女がそうさせてるのか?」
俺はゴクリと喉を鳴らした