きっかけは
カーテンから差し込む日差しに眩しさを感じながら目を開ければ一瞬息を飲んだ
腕の中で眠る可憐の姿に胸が疼く
幸せ、だと思えた
昨日、約束通り飲みに行ってそのまま俺のマンションへ可憐を連れてきた
高梨との話で感化された訳でもない
笑ったり、拗ねたりする可憐が愛しくて
お酒の入った可憐はいつもよりも何倍も綺麗で、艶やかで
我慢できなかった
可憐を抱いた
それはそれは、何度も何度も
こんなにも1日でヤったのは初めてだ
学生時代でもない
それなのに、まだ足りない
最後には意識を飛ばすように果てて眠ってしまった可憐に罪悪感と愛しさを募らせた
懺悔のつもりで抱き寄せた可憐の温もりに胸がいっぱいになって泪が溢れたのは内緒だ
スースーと気持ち良さそうに眠る可憐
「ごめんな」
可憐の髪を撫でながら呟く
身体は大丈夫だろうか
何度もヤってごめんな
疲れさせてごめんな
もう、離してやれなくてごめん
好きすぎてごめん
「愛してるよ」そう言ってそっと口づけた