こどもの日~『マルチな彼女に首ったけ!』続編~
『こどもの日、実家に行きたいんだけど。
甥っこと姪っこにケーキを作って届けてあげたいの。』
俺の腕の中で甘える様に言う彼女。
もちろん、良いよ。
その日は俺も休みだから、一緒にいこうね。
そう、言って彼女に口付けを落とす。
さっき入ったお風呂の香りがする。
シャンプーの匂い、ボディソープの匂い、入浴剤の匂い。
ああ、歯磨き粉の匂いと、彼女の元々の体臭と。
全てが混ざりあって、俺を誘う。
柔らかくしなやかな体。
女らしい丸みを帯びた温かいボディ。
色気を滲ませた悩ましい吐息。
全てを奪ってしまいたくて、俺のモノにしてしまいたくて、目眩がする。
結婚、という鎖で縛り付けても良いかな?
良いよね?
君もそれを求めているって感じるから。
「結婚、して。」
こんな、ベッドの上でゴメン。
でも、切なくて、気持ちが昂って、我慢出来なかったんだ。
「うん。」
嬉しそうに恥じらい、俺の腕の中でうなずく彼女。
思いっきり抱き締めたら、痛い、と怒られた。
甥っこと姪っこにケーキを作って届けてあげたいの。』
俺の腕の中で甘える様に言う彼女。
もちろん、良いよ。
その日は俺も休みだから、一緒にいこうね。
そう、言って彼女に口付けを落とす。
さっき入ったお風呂の香りがする。
シャンプーの匂い、ボディソープの匂い、入浴剤の匂い。
ああ、歯磨き粉の匂いと、彼女の元々の体臭と。
全てが混ざりあって、俺を誘う。
柔らかくしなやかな体。
女らしい丸みを帯びた温かいボディ。
色気を滲ませた悩ましい吐息。
全てを奪ってしまいたくて、俺のモノにしてしまいたくて、目眩がする。
結婚、という鎖で縛り付けても良いかな?
良いよね?
君もそれを求めているって感じるから。
「結婚、して。」
こんな、ベッドの上でゴメン。
でも、切なくて、気持ちが昂って、我慢出来なかったんだ。
「うん。」
嬉しそうに恥じらい、俺の腕の中でうなずく彼女。
思いっきり抱き締めたら、痛い、と怒られた。