サムライ君とメガネちゃん
さすがサムライ。スポーツ万能、「文明教

育プログラム」のお陰で頭脳明晰、おまけ

に爽やかなイケメン、か…

何か、私とつり合わないみたい

「そやから、りおちゃん、な…」

ミハルちゃんが真剣な顔付きになり、私を

直視する

「妙法寺君、他の女子に取られんように、

気いつけなあかんで?」

「ええ?そんなん、いややあ!」

情けなく、私は半べそをかく

「ぎゃあっはっはっは!

冗談や、冗談!

心配すんな。妙法寺君は、りおちゃんにゾ

ッコンや!」

「…何で、そんなんわかるんよ?」

「そやかて、あの子と話しとったら、出て

くる話題はあんたのことばっかりやもん」

「ええ?ほんまに?」
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