サムライ君とメガネちゃん
買い物帰りらしいおばさんが、私を心配そ

うに見下ろしている

「あ…はい、大丈夫、です…」

私は声を振り絞り、よろよろと立ち上がる

「気分でも悪いんか?大丈夫か?」

「アリガトウ、ゴザイマス…

ダイジョウブ、デス」

誰か、知らない人がしゃべっている

よく考えると、私の声だ

全然、大丈夫じゃないけど…

私はおばさんにお礼を言い、フラフラとそ

の場を後にする

…………

どうしよう、これから

テツ君とミハルちゃんがお付き合いしてる

と言うことは…

当然、ミハルちゃんも私を避けるはず

私の大好きな、親友以上の存在のミハルち

ゃん

いじめられていた私を、助けてくれたミハ

ルちゃん
< 283 / 362 >

この作品をシェア

pagetop