サムライ君とメガネちゃん
「うううん…」

寝ぼけて暴れている。美少女は、意外と寝

相が悪いんだな

うとうととしかけると、次は私の右側から

魔の手が伸びてきて…

体ごと、ぎゅっと抱き締められる

…ミハルちゃん?

「ううん、もう、食べられ、ません…」

そういって、彼女は私の体を抱き締める

どうやら、私を抱き枕と間違えているよう



私は左からボディブロー攻撃にさらされ、

右からベアハッグ攻撃を受け、哀れな餌食

状態に陥っていたが、そのうち睡魔に襲

れ、深い眠りの底に落ちていく

翌朝…

全身に軽い筋肉痛を残し、私は目を覚ます

「りおちゃん、あんまり眠れんかったん

か?私はぬいぐるみに抱きついた夢見て、熟

睡この上なしや!」とミハルちゃん。
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