キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。



【side 亜沙美】



あたしはずっと巧のことが好きだった。
周りからもいつくっつくの?なんて言われてるくらい。



でもなかなかその壁は埋まらなくて、その時に巧のことを相談してたのがあたしが通っていた塾の先生だった。



先生は5つ年上でバイトで塾の先生をしていた。



そして中学一年生の時その先生に告白されて、初めて彼氏ができた。



この時にはもう巧のことは諦めかけていたから、一歩を踏み出すいい機会だと思ったんだ。



先生はすごく優しくてあたしに初めてをたくさん教えてくれた。



そんな先生を好きになるのに時間はかからなかったんだ。



「…その先生と付き合って一年経った頃かな。
今まで順調に来てた生理が全くこなくなったんだ」



まだその辺の知識があまりなかったあたしは家にあるパソコンで検索したんだ。


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