この空の下、君と一緒に。
信じられなかった。

声だけでわかる。

この声は、間違いなく彼だ。


でも恐くて声の方を振り替えることが出来ない。

「千夏、だよな……?」

「……っ」

意を決して、私はゆっくりと身体と視線をその人物に向ける。


そして、目に入ったのは______


「海……?」


かつての最愛の人。

「いやぁ、最初別人かと思った。だって千夏、超綺麗になってんだもん。」

一瞬でも目を疑った。


彼の容姿は何処か違う。

雰囲気とか、なんか色々……。


でも、海だ。

この人は間違いなく、飯島 海。

だって好きだった人だよ?

間違えるはずがない。


「……久しぶりだね。」

「……久しぶり。」

会話が続かない。

ホントはもっと話したいけれど、それ以前に私の負った傷が悲鳴をあげそう。


何でしかも考えてたときに丁度来るかな…。


あたしは、どうしていいかわからないよ。


ねぇ、海。

貴方は……一体どうして離れていってしまったの……?


キザだけど、永遠だと信じてたから。

だから辛かったんだよ?



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