キミの螺旋
絶好の場所で夜のパレードを見る。
目の前で繰り広げられる世界に楽しくなって、それが通りすぎた後に寂しさを感じた。
パレードは行ってしまった…
最後のイベントが終わり、他のお客達が帰り始めても
あたしは
なかなかその場所から離れられなかった。
藤紀は違ったみたいだけど。
「まだまだ時間あるぞ?何か乗ろうよ」
「閉園までいる気?」
「当たり前!あ、疲れちゃった?」
「ううん。乗ろ!」
結局、あたしも夢の国からは出たくない。
何もかも忘れて
幸せな時間を過ごしていたい。
「ありがと、藤紀。スゴく楽しかった!」
帰り道あたしは藤紀にお礼を言った。
「え?あっ…何かオレの方が楽しんでなかった?」
そう言って振り返った藤紀は…
まだポップコーンを食べていた。
あたしはたまらず笑ってしまった。
「うん!そうかも」
そんな藤紀に感謝した。
あたしが落ち込んでる理由を知っているのに、何も言わず一日楽しませてくれたから。
「部屋の前まで送ろうか?」
「大丈夫。オヤスミ」
そして藤紀と別れた。
一日ホントに楽しかった!
幸せな気分で部屋に戻ると
部屋の前に
あの悪魔がいた…
目の前で繰り広げられる世界に楽しくなって、それが通りすぎた後に寂しさを感じた。
パレードは行ってしまった…
最後のイベントが終わり、他のお客達が帰り始めても
あたしは
なかなかその場所から離れられなかった。
藤紀は違ったみたいだけど。
「まだまだ時間あるぞ?何か乗ろうよ」
「閉園までいる気?」
「当たり前!あ、疲れちゃった?」
「ううん。乗ろ!」
結局、あたしも夢の国からは出たくない。
何もかも忘れて
幸せな時間を過ごしていたい。
「ありがと、藤紀。スゴく楽しかった!」
帰り道あたしは藤紀にお礼を言った。
「え?あっ…何かオレの方が楽しんでなかった?」
そう言って振り返った藤紀は…
まだポップコーンを食べていた。
あたしはたまらず笑ってしまった。
「うん!そうかも」
そんな藤紀に感謝した。
あたしが落ち込んでる理由を知っているのに、何も言わず一日楽しませてくれたから。
「部屋の前まで送ろうか?」
「大丈夫。オヤスミ」
そして藤紀と別れた。
一日ホントに楽しかった!
幸せな気分で部屋に戻ると
部屋の前に
あの悪魔がいた…