キミの螺旋
あたしはキスなんかした事なかったから

何が起きたのかわからなかった。

息苦しくて、唇を何かで塞がれてる!
そう思って目を開けると

暗闇の中
誰かが…あたしに覆いかぶさっていた。

「…!…イヤ…ッ!」

あたしは暴れて、その人を離そうとした。

でも…全然、敵わなかった。

相手が男なのはわかるけど、誰なのかわからない。

今、混乱した頭でわかってるのは…
このままじゃ乱暴される!って事くらい

その人物は再びあたしにキスをしてきた。

「ん…!!」

今度は
これがキスなんだってわかる!

抵抗したってムダで、そいつはさらに舌を入れてきた。

気持ち悪い!
…何なの?!
どうしてこんな事になってんの?


考える間もなく、あたしのパジャマは無理矢理開かれる!

下着をつけていない肌

まだ誰にも見せた事のない胸をさらけだされる。
そいつは
あたしの未熟な胸にしゃぶりつく

「イヤ…ッ!イヤー!!キャー!!」


イヤ!怖い!ヤメテ!助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!

誰か…!
お母さん!
…お父さん…!


そいつはあたしの口を手で塞ぎ、低い声で言った。

「静かにしろ」


この声…!?
< 151 / 398 >

この作品をシェア

pagetop