キミの螺旋
あたしはどうだった?
あたしはどうだった?
あたしはどうだった?
あたしはどうだった?
あたしはどうだった?


いつでも自分の事ばかりで

サラに友人としての誠実さや信頼を与えていた?

『だからサラは悩み事があっても…あたしには言わなかったんだよ?』

もう一人の自分の声が聞こえる


そんな事だから
あたしは信用できる人が出来なかったんじゃないの!?

自分が全て悪い─…

だから自分に返ってきた罰なワケ?

あたしがもっと…ちゃんとサラに過去の事とか言っていたら

サラもあたしに悩み事とか話してくれて

死のうとは思わなかっただろうって気がして仕方ない…


それで『サラは親友』なんて言っていた自分が、なんて愚かなの


ゴメンね
ゴメン─サラ…

すごく苦しかったよね

気付かなくて
─ごめんなさい─

あたしが代わってあげたい。
あたしの命をあげたい

あたしには必要ない命なの


こんなあたしが生きて貴女が死ぬ事が許されるはずがない

神様
そんなの間違ってるよ

助けるべきは
彼女

サラを助けて…

サラ…生きて…


あたしが愛する人は
みんな居なくなる…


何故みんな死んでしまうの…?
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