キミの螺旋
【第四章】
〈1〉恋
毎日…毎時間…毎分…毎秒…
藤紀の事ばかり
無意識に考えちゃってた自分がいた。
それは日を追うごとにいっぱいになって
どうすればいいのか、わかんなくなる。
藤紀が何度もあたしを助けてくれた事
あたしの醜い部分を知っても
前と変わらず接してくれる事
ちゃんとあたしを叱ってくれる事
優しいトコや
みんなに気を使ってくれるトコ
藤紀のイイ所
付き合いはまだ浅いけど、全部知ってる…
唯一『怖い』と思ったのは父親の腕を何の躊躇いもなく折った時。
冷静で…そんな事ができる人なの?って思ったけど
嫌いにはならなかったよ…
「凛?どうしたの、ぼーっとして…」
突然サラの顔が視線の先に入ってきて
あたしはドキッとした。
「あ、あ…ゴメン。明日の晩御飯の事考えてたぁ」
とっさに嘘をついた自分に驚いた。
サラに後ろめたい気がして…落ち込んだ。
もう!
考えるの止めよう!
藤紀のこと考えちゃうから…『好きかも?』って気持ちが大きく育っちゃうのかもしれない!
なんで考えるだけで
好きになるの?
彼にはサラがいるんだし…失恋するのがわかっていて恋するなんてバカみたいだよね。
早く忘れなきゃ…
藤紀の事ばかり
無意識に考えちゃってた自分がいた。
それは日を追うごとにいっぱいになって
どうすればいいのか、わかんなくなる。
藤紀が何度もあたしを助けてくれた事
あたしの醜い部分を知っても
前と変わらず接してくれる事
ちゃんとあたしを叱ってくれる事
優しいトコや
みんなに気を使ってくれるトコ
藤紀のイイ所
付き合いはまだ浅いけど、全部知ってる…
唯一『怖い』と思ったのは父親の腕を何の躊躇いもなく折った時。
冷静で…そんな事ができる人なの?って思ったけど
嫌いにはならなかったよ…
「凛?どうしたの、ぼーっとして…」
突然サラの顔が視線の先に入ってきて
あたしはドキッとした。
「あ、あ…ゴメン。明日の晩御飯の事考えてたぁ」
とっさに嘘をついた自分に驚いた。
サラに後ろめたい気がして…落ち込んだ。
もう!
考えるの止めよう!
藤紀のこと考えちゃうから…『好きかも?』って気持ちが大きく育っちゃうのかもしれない!
なんで考えるだけで
好きになるの?
彼にはサラがいるんだし…失恋するのがわかっていて恋するなんてバカみたいだよね。
早く忘れなきゃ…