キミの螺旋
ハルトとのキス…

何度もした、大好きなキスだったのに
…イヤな気持ちになった。

「…ヤ…やめて…」

「何でイヤがるんだよ?今は気分じゃない?」

「気分とか…そんな問題じゃない…もう気持ちがないって言ったよね?」

今までは
誰とキスしたって
誰とSEXしたって、それなりに平気だった。

だけど…なんでだろう

もうそんなキスはイヤなの

でもハルトは違った。
あたしの言葉に戸惑い、怒り…あたしに掴みかかりスゴい剣幕で言った。

「俺は別れない!凛しかいないんだ!ビジネスなしで…抱きたいって思えるのはお前だけなんだ!何でわかってくれないんだよ…!」

「現実を見てよ!そんなに好き勝手されて…全てを許して愛せっていうの?!身勝手すぎるよ!」

「凛ならわかってくれるって信じてる!まだ好きだ…愛してる…もう離さない!ずっと俺と一緒に居よう!」

いくら愛してるなんて言われても
もうムリだ。
自分を暗示させてまでハルトを好きだとは思えない

だけどハルトには届かない…
彼は無理矢理あたしの首筋にキスをした。

「ハルト!やめて!」

「お前には誰が必要か…教えてやるよ」

そう言ってハルトはあたしを『犯した』
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