キミの螺旋
何かのきっかけで、途端に自分の存在を疑いたくなる。
何て小さいんだろうとか、居なくなっても平気なんじゃないかな…とか。
逃げたら、楽になれるって思っちゃうの。
この前、監禁されるまでは『自殺』なんて考えなかった。
だって死にたくないもん
『死ぬ』勇気があるなら何でも出来るんじゃないかなって思ってた。そんな逃げ方するんなら家出してやるって思って、あたしは逃げた。
だけど…
「あたしはハルトに監禁された時…どうしても逃げられないなら悔しいけど死んで逃げようって思った。だからサラに助けられて感謝してる。生きてて良かったって…思える時がくるよ」
「私は…ゴメン…助かったのが嬉しいのかどうかよくわかんないの。いまだに迷ってる…凛には言ってなかったよね、私、好きな人がいるの」
「と…藤紀のコト?」
あたしはドキンとした。サラの好きな人…
だけどサラは首を横に振った。
「ううん…藤紀に出会う前から付き合ってた人。凛も見たコトあるわよ?」
「えっ?!誰…!?」
サラは寂しそうに笑った。
「ほら、私を訪ねてきたオジサンがいたでしょう?」
「オジサン…って!あの人?!」
めちゃめちゃ年上じゃない!
何て小さいんだろうとか、居なくなっても平気なんじゃないかな…とか。
逃げたら、楽になれるって思っちゃうの。
この前、監禁されるまでは『自殺』なんて考えなかった。
だって死にたくないもん
『死ぬ』勇気があるなら何でも出来るんじゃないかなって思ってた。そんな逃げ方するんなら家出してやるって思って、あたしは逃げた。
だけど…
「あたしはハルトに監禁された時…どうしても逃げられないなら悔しいけど死んで逃げようって思った。だからサラに助けられて感謝してる。生きてて良かったって…思える時がくるよ」
「私は…ゴメン…助かったのが嬉しいのかどうかよくわかんないの。いまだに迷ってる…凛には言ってなかったよね、私、好きな人がいるの」
「と…藤紀のコト?」
あたしはドキンとした。サラの好きな人…
だけどサラは首を横に振った。
「ううん…藤紀に出会う前から付き合ってた人。凛も見たコトあるわよ?」
「えっ?!誰…!?」
サラは寂しそうに笑った。
「ほら、私を訪ねてきたオジサンがいたでしょう?」
「オジサン…って!あの人?!」
めちゃめちゃ年上じゃない!