キミの螺旋
それより今はお墓の場所だ。
「ね、場所知ってる?」
『ええ…そうね、思い出したなら行きたいわよね』
「教えてくれるかな?今から行きたいの」
『それならお母さんも一緒に行くわ』
「えっ!?で、でも…」
『少し遠いし、お盆に行ったきりだから一緒に行きましょ?』
「…う、うん…わかった」
断る理由が見つからずに、あたしは母親と待ち合わせをして墓参りに行く事にした。
やっぱり一人で行くって言えば良かったかな…って後で後悔したけど、お母さんから何か両親について聞けるかもしれないって思った。
駅で待ち合わせて、あたしは久しぶりに母親に会った。
久しぶりに見る母親は墓参りに行く為なのか黒っぽい服を着ていた。そのせいかな?母親はだいぶ老けたような印象だった。
白髪…増えたのかな…
「凛!何だか大人になったわねぇ。でも元気そうで良かった」
「お母さんも…元気そうだね」
「ええ…行きましょうか」
乗る予定の新幹線は出発の時刻を迎えようとしていた。
電話で場所を知らされた時、本当に遠いんだなって思った。
ココから新幹線で三時間だって。
そこまで一人で行けたのかな?
って考えると少し不安だった。
「ね、場所知ってる?」
『ええ…そうね、思い出したなら行きたいわよね』
「教えてくれるかな?今から行きたいの」
『それならお母さんも一緒に行くわ』
「えっ!?で、でも…」
『少し遠いし、お盆に行ったきりだから一緒に行きましょ?』
「…う、うん…わかった」
断る理由が見つからずに、あたしは母親と待ち合わせをして墓参りに行く事にした。
やっぱり一人で行くって言えば良かったかな…って後で後悔したけど、お母さんから何か両親について聞けるかもしれないって思った。
駅で待ち合わせて、あたしは久しぶりに母親に会った。
久しぶりに見る母親は墓参りに行く為なのか黒っぽい服を着ていた。そのせいかな?母親はだいぶ老けたような印象だった。
白髪…増えたのかな…
「凛!何だか大人になったわねぇ。でも元気そうで良かった」
「お母さんも…元気そうだね」
「ええ…行きましょうか」
乗る予定の新幹線は出発の時刻を迎えようとしていた。
電話で場所を知らされた時、本当に遠いんだなって思った。
ココから新幹線で三時間だって。
そこまで一人で行けたのかな?
って考えると少し不安だった。