キミの螺旋
【第五章】
〈1〉罪状
あれから、ずっと体調は悪かった。
それも仕方ないと思う。精神的にもダメージが大きかったし。
毎日をただ空を眺めて過ごしていた…
何を考えているワケでもない。
ただ、流れてカタチを変える空模様を見ていた。
食欲もなかった。
体重も減ったと思う。
サラに心配させてる
わかってるけど、わからないフリをした。
「ね、お茶でも入れようか?」
そう言ってサラは日本茶をいれた。
あたしの湯呑みに熱いお茶を注いでいた時、サラはビックリした声をあげていた。
「凛!見て見て!茶柱じゃん?!スゴくない?」
「…」
「早く飲まなきゃ!いい事あるよ!」
「…」
あたしは湯呑みをチラッと見ただけで…口をつけようとはしなかった。
サラがあたしを励まそうとしてる。
それが今は苦痛だった…嫌な子だよね。
絶対に立ち直る事は出来ないだろうって思っていた。
「凛…」
あたしが飲まずにいた茶柱は、お茶がほんの少し温度を下げただけで底の方へと沈んでいった。
ホラ、いい事なんてナイって証拠だよ。
そんなあたしを見ていたサラがあたしに質問した。
「これから…どうするの?」
それも仕方ないと思う。精神的にもダメージが大きかったし。
毎日をただ空を眺めて過ごしていた…
何を考えているワケでもない。
ただ、流れてカタチを変える空模様を見ていた。
食欲もなかった。
体重も減ったと思う。
サラに心配させてる
わかってるけど、わからないフリをした。
「ね、お茶でも入れようか?」
そう言ってサラは日本茶をいれた。
あたしの湯呑みに熱いお茶を注いでいた時、サラはビックリした声をあげていた。
「凛!見て見て!茶柱じゃん?!スゴくない?」
「…」
「早く飲まなきゃ!いい事あるよ!」
「…」
あたしは湯呑みをチラッと見ただけで…口をつけようとはしなかった。
サラがあたしを励まそうとしてる。
それが今は苦痛だった…嫌な子だよね。
絶対に立ち直る事は出来ないだろうって思っていた。
「凛…」
あたしが飲まずにいた茶柱は、お茶がほんの少し温度を下げただけで底の方へと沈んでいった。
ホラ、いい事なんてナイって証拠だよ。
そんなあたしを見ていたサラがあたしに質問した。
「これから…どうするの?」