キミの螺旋
受験も無くおれは中等部に上がる。


それでも一応進学校だし?
相変わらず勉強漬けの毎日…





って実際に勉強させられていた。
これはマジでやらないと、どうにもならない。

幸い『ホントのおれ』もヒマな時は勉強してるようなヤツだったし、あまり苦にはならないんだけど…

中学からやり直すって面倒だなって正直思っていた。


だけど基礎をやり直す事は意外な効果があった。
それはこの先、実際外に出されて進学する場合に役立ったんだ。



それはさておき…

中学に上がってから、おれは気になる事があった。

小学生時代からヘンだなって感じてたんだけど…



この母親のおれに対する異常な執着心はなんなんだ?


過保護すぎるのにも限度があるってんだ。

雨が降れば車で送り迎えをしようとする。

常におれの居場所を携帯かけてきて確認するし…
勉強中にだって一時間ごとに部屋にくる。


客観的に読んだだけでもウンザリだ。


何故こんなエピソードが必要なのか…疑問に思う。


そしてある日…



風呂に入ってる時に
母親が裸で入ってきて………



後ろからおれに抱きつき


そのままおれのモノに触れた…
< 68 / 398 >

この作品をシェア

pagetop