オフィス・ムーン
今日は無理…仕事なんて
手に付かない…

有森は平気なんだろうか
何時もと変わらなく見える

不意に有森が振り返る

慌てて目をそらした

馬鹿みたいな私

遥は、何だか自分が凄く
子供みたいに思えた。

まだ 夕べの事は、

夢の様で不思議だった。
有森に聞いてみたい。

夕べは、ホントに弟に
…馬鹿みたいだと思われ
てしまうかな

遥は、本気で有森に弟が
降りてきたと思えてならなかった

< 61 / 103 >

この作品をシェア

pagetop