オフィス・ムーン
「今日、三上先輩と部長に遥の事話したよ。」
「特に三上先輩は、遥の事気に入ってるから心配だったし」
有森は悪戯っぽく笑った。
「どうだった?」
「やっぱりって言われた。僕は、ばればれなんだってさ。」
「今日の接待部長もいたの?」
「ああ。あの人、お酒飲めないけど頑張って接待してるよ」
「飲めないの?」
「持病があるからね」
「そうなんだ。部長って自分の事話したりするのね。」
「滅多に話さないよ。多分僕にだから話したのかもね。」
「?」
「…入社してから知ったんだけど、部長と僕は姉弟なんだ。部長は、本妻の子供だけどね」
「…まさか同じ職場で働くなんてね」
「…嫌じゃないの?」
「今は平気。だけど最初は会社辞めようとしたんだよ」
「…辞めて無くてよかった。」
「…?」
「辞めてたら私と付き合って無いわよね」
「アハハ、そうだね」
「ねぇ、明日私も貴方のお母様に会いにいっちゃ駄目かしら?」
「…今、余り状態がよく無いんだ。落ち着かないみたい。状態のいい時に逢わせるから。」
「そう。」
「ごめん。」
「ううん。」
遥は有森の肩にもたれた。電車は有森のうちの方向に向かっている。
有森は遥の頭を撫でた。
有森が母親の病院に行ってしまう明日の昼過ぎ迄しかいられない。
…だけど有森は疲れて居るのか遥とKissもしないうちにうとうと…
遥は有森の寝顔にKissをした。
「…ごめん…寝てた」
「…疲れてるのね。おやすみなさい。」
遥は有森の胸に顔を埋めて眠りについた。
「特に三上先輩は、遥の事気に入ってるから心配だったし」
有森は悪戯っぽく笑った。
「どうだった?」
「やっぱりって言われた。僕は、ばればれなんだってさ。」
「今日の接待部長もいたの?」
「ああ。あの人、お酒飲めないけど頑張って接待してるよ」
「飲めないの?」
「持病があるからね」
「そうなんだ。部長って自分の事話したりするのね。」
「滅多に話さないよ。多分僕にだから話したのかもね。」
「?」
「…入社してから知ったんだけど、部長と僕は姉弟なんだ。部長は、本妻の子供だけどね」
「…まさか同じ職場で働くなんてね」
「…嫌じゃないの?」
「今は平気。だけど最初は会社辞めようとしたんだよ」
「…辞めて無くてよかった。」
「…?」
「辞めてたら私と付き合って無いわよね」
「アハハ、そうだね」
「ねぇ、明日私も貴方のお母様に会いにいっちゃ駄目かしら?」
「…今、余り状態がよく無いんだ。落ち着かないみたい。状態のいい時に逢わせるから。」
「そう。」
「ごめん。」
「ううん。」
遥は有森の肩にもたれた。電車は有森のうちの方向に向かっている。
有森は遥の頭を撫でた。
有森が母親の病院に行ってしまう明日の昼過ぎ迄しかいられない。
…だけど有森は疲れて居るのか遥とKissもしないうちにうとうと…
遥は有森の寝顔にKissをした。
「…ごめん…寝てた」
「…疲れてるのね。おやすみなさい。」
遥は有森の胸に顔を埋めて眠りについた。