自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
「大丈夫だっだかな?気失っちゃったみたいだけど。」


蘭side

愛が心配するこはなはなんだか少しホッとした様な表情で眠っている。

「大丈夫だろ。これから、いいこともたくさんある。その中で生きていけばいい。
逃げずに、前向いて。」

その数日後、

こはなのおぼつかない足取りもましになり、

言葉はみんなで少しずつ教えあってる。

「らん。あさ、ごはん。」

嗚呼ぁぁぁぁあ!可愛い。

俺の体は耐えることを忘れてこはなを抱きしめた。

「かわいすぎ。」

こはなは言葉の意味がわからないのか。

そのことよりも急に抱きしめられたことに驚いているようだった。

「はい、はい。それぐらいにして。朝ごはんだっつてるでしょ?」

愛の黒いオーラによって俺は朝食の席につくことになった。

「大丈夫?食べさせてあげるよ?」

そう言ってこはなのスプーンでこはなにご飯を食べさせようとしているのは渚だ。

「俺が食べさせる。」

凛がこはなに懐いたのは、予想外だった。

こはなが過呼吸になった晩、凛は自ら愛にこはなは俺が見てるから休んでと、
申し出たそうだ。

「えー。まぁ、いいけどさぁー。どーぞ。」

渚は不服な感じでこはなの箸を凛に譲った。

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