自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
渚side

遥の様子が最近おかしい。

「俺、走りに行ってくる。」

その一言を部屋に置いて、遥は出て行った。

そんなこと言って自分から仲間の輪を出て行く奴じゃない。

むしろ、いつも仲間を笑かしてくれる奴だ。

「どうしたんだろ。いつもの、
遥じゃない。」

凛がそう言うと余計にそんな気がしてならなかった。


遥かが可笑しい。
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