自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
穂side

「穂。応援ありがとね。」

瑠衣は俺に礼を言うと、聴診器を彼女の胸に当てた。

何故か、難しい顔をしている。

「どした?なんかあるのか?」

瑠衣は黙って聴診器を手渡してきた。

ので、俺は素直に彼女を聴診した。

「あれ?心音おかしいな。」

不規則に動いているように聴こえる。

俺の一言に瑠衣は深く頷いた。

「やっぱりそう思うよね。不整脈かな。しらべてみないことにはわからないから検査入院になるね。」

デスクに向き直って彼女のと思われるカルテに瑠衣は、状態を書き込む。
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