自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
凛side

愛はめぼしいものをホイホイとカゴの中へ入れて行く。

それは、もう買い物かご2つ分に達している。

「愛。買いすぎ。」

俺は、量を制そうと、愛に話しかけるが、その願いも虚しく。

「買い過ぎぐらいが丁度いいよ。」

愛は普段は、クールなモテ男だが、本当は大分な頑固だ。

「だって、それとか絶対いらない。」

何故か風呂用のアヒルの玩具が、カゴの中へ入っている。

「絶対いるよ。」

愛はそれだけ言って、スタスタと別のフロアへ行ってしまう。

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