自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
凛side

名前がわからないの?と聞いた俺はこはなに自分を重ねたのかもしれない。

小さい頃、虐待を受けていた俺は
記憶は少なくとも、酷いことを受けた事は体の心の傷になっている。

その事を思い出し、非汗が噴き出してきた。

「大丈夫か?薬、置いとくぞ?飲めよ。」

俺の異変に気付いた蘭は、いつもの精神安定剤を水の入ったコップと共に俺の前に置いた。

小さい頃から蘭と愛は一緒なのでそこのところよく理解してくれていて助かる。

渚と遥は事情は分かっているものの何をしていいかまだわからない様だった。

まあ、それがいいんだけど。

みんなが対処法を覚えてしまうとこっちが気を使う。

「ありがと。」

ふぅーー。

薬を飲むと少し落ち着いてくる。

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